龍に曳かれて4

RANI

2016年11月20日 05:31

次の朝
まだ暗いうちに身支度を整え
男性陣は道場の掃除
女性は神直先生宅の仏壇と神棚にお参りさせていただき
その後全員で朝のお勤め
祝詞、ご真言、般若心経
太鼓とホラ貝に読経が身体の芯まで響き渡り浄化されたような気分に

終了後は滝行・・・の予定が
夜中に降った雨のため水量が増加していて女性は危険と言うことで

昨夜張り切って
白装束を購入したものの
今回は残念ながらそのまま持ち帰ることに

20名ほどの男性陣をお経を唱えながらお見送り

その間残った女性たちは
陽明門の二階部分に祀られている神さまにご挨拶

そこは真ん中に弥勒菩薩
その後ろの棚には五百羅漢(本当は1500ほど)
みなここに来たくて集まった仏像だそうだ
弥勒菩薩の脇には見事な欅で掘られた対の龍神

なんでもこの龍は84歳のおじいさんが生木から半年で彫り上げたのだそうだ

レイカ先生から神直先生の修行時代のお話しなどを
武彦龍神と長姫龍神の前でお聞きしていると
涙があふれ出した
龍神様に導かれようやくここにたどり着いたのだ


その昔
役行者亡き後
ここ蛇之倉に2匹の大蛇が住み着き村人を困らせていたと言う
ある行者が法力で雄の蛇(武彦龍)を殺したことで雌の蛇(長姫龍)が千年以上恨み苦しんだという

ある時
神直先生に長姫龍からお告げがあったそうだ
「長い間ありがとうございました。ようやく恨みの気持ちが晴れました。今日から七光観世音菩薩に生まれ変わります」と
毎日神直先生は長姫龍の幸せを祈っていたのでしょう


前日
道場に祀られている美しい七光観世音菩薩さまに見とれている時ふと
七光りって虹?
そう言えば虹は龍
中国では虫偏は爬虫類
そしてエは手を表すと聞いたことがある
虹は龍が降りてきた時の手の形と言われている


ネパールであるお爺さんから告げられた私のラッキーカラーは虹色
虹を使って仕事をしなさいと言われて考えた名前が
螺虹(rani)
螺旋の虹とは龍のこと?

そして長姫龍が七光観世音菩薩だったとは

導かれ
ちょっとずつ謎解が解けはじめている


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