2016年03月14日

エヴェレスト「神々の山嶺」

十数年待ち焦がれていた映画
エヴェレスト「神々の山嶺」をレイトショーで観てきました

思い起こせば
夢枕獏にはまっていたころ
ネパールに修行にいくにあたり
書店で手にした「神々の山嶺」を上下巻で購入して持っていった

関空で一晩足止めになったため
上巻を読み切り
次の朝ホテルのロビーで
山屋でひとり旅の九州の女性に出逢い
お互いの人生が大きく変わった


読み切った上巻を彼女にプレゼント
帰国後
毎晩のように電話をして小説の主人公の羽生のことを話したっけ
あの頃のことが懐かしく思いだされる

そうそう
10年前、聖地カイラス山を廻る5000m越えの巡礼ができたのも
彼女と出会うことでできたご縁から

そして
その時ガイドをして6名の命を守ってくれた鉄人マチコさんが
須坂の仙人温泉に来ていて木曜日に9年ぶり奇跡のようにお逢いできた


マチコさんは
30代のころエヴェレストビューで働いていて
エヴェレスト登頂のサポートを7000mでベースキャンプを張り
みんなが酸素マスクで登る中マスクなしで走り回っていたくらいの鉄人
今回の映画撮影は友人たちが協力したそうだ

さらに驚いたことに
マチコさんがエヴェレストビュー働いていたころ
作家の夢枕獏さんが執筆中にそのホテルに泊まっていったという
偶然にも土曜日の「世界ふしぎ発見」でネパールとそのホテルが放映されていた


構想30年とのこと
取材も沢山重ねての執筆の作品を読んだとき
こんな作品が映画になったらすばらしいなぁと願っていましたが
撮影にはあまりに過酷で映画化は無理とされていたようでした

よくぞやってくれました
本を読んだ後に見る映画は
期待が大きすぎてがっかりするものが多いけど期待以上
すごい迫力

主人公の羽生は阿部寛以外は考えられないほどイメージ通り
カメラマンの深町も岡田准一が魂のこもった演技
恋人役の尾野真千子は自分的には少しイメージが違っていたけど悪くなかった


スクリーンに映し出されたネパールの喧騒や美しい山々は色々な体験を思い出させてくれる

満月の夜の飛行機の窓から観た白く浮きたつヒマラヤ山脈
チベット高地での苦しさや
4千数百mで究極の秘湯につかりながら見た沢山の流れ星

ああ
またネパールに行きたくなってしまう
ストーリーそっちのけで
そんな気分にさせてくれたレイトショーでした
  


Posted by RANI at 12:57Comments(8)遊び
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